ポルトガル旅 アルガルヴェ⑩

サグレス3回目。

ポザーダのごはんと夜明けの空をお届けします。

サグレスのあるアルガルヴェ地方で、最も象徴的な料理といえばカタプラーナでしょう。

この銅製の円盤形の鍋をカタプラーナと呼び、これで作った料理は総称してカタプラーナとなります。

最もメジャーなのは当然ながら、魚介のカタプラーナ。

Cataplana de Marisco

優しかったシルヴィアさんとともに。

サン・ヴィセンテ岬で身も心もひえきったので、スープはマスト。

Sopa de abóbora com requeijão e Amendoa e melをオーダー。

おなじみのかぼちゃのスープにカッテージチーズとアーモンドが入り、はちみつをひとたらしという凝りよう。

ポザータの食事は伝統を生かしつつ、その土地の特産品を使って工夫が見られたり、美味しいし学べることが多いのです。

ちなみにこのスープの材料は、すべてアルガルヴェの特産ですね。

リッチなお味でした。

カタプラーナをサーブしてもらうとこんな感じ。

ごった煮感が出ちゃうのが、ポルクオリティ(笑)。

アルガルヴェのどこかではカタプラーナ食べなきゃと思いつつも、普通のレストランでは最小でも2人分からです。

ところが、このポザータには1人分から用意されてて、さすが気が利いてるな〜とお願いしたら・・・2人分はある一人分なんだよね。

やっぱ多かった(汗)。

お味は出汁が濃くて、旨み満載の美味しさでした。

白ワインがベストマッチ。

まだまだ時差ボケが残っていて、早く寝てしまい、おかげで早く目が覚めまして・・・。

ユーラシア大陸最西南端の夜明けを見ることができました。

これは思いがけなかったし、泊まったからこそですね。

空がピンクに色づいてきました。

そして、鳥さんのご訪問。

鳥さん、移動してきた。

素敵な空の色。

明けてきた〜。

素敵。

完全に明けた!

クラシックで中東とかアフリカを感じるアズレージョが内壁に使われています。

続く・・・。

料理家 栗山真由美's web

料理家 栄養士 栗山真由美 のウエブサイトです。 旬の素材のおいしさを存分に引き出した、シンプルかつ、健康的な料理を心がけています。 書籍、雑誌、テレビ、ラジオなどの媒体で料理を伝え、イベントやケータリングなどもさせていただいています。 ポルトガル料理を中心とした料理教室 Amigos Deliciosos を主宰し、日本ポルトガル協会の教室の講師もさせていただいています。