ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
去る7/29(土)に開催されました、「そうだ!ポルトガルへ行こう 2017 Summer」イベントは大盛況の内、閉会することができました。
お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。
ポルトガルを知らない方には興味を持っていただけ、ご存知の方には、より好きになっていただけたらなら幸いです。
私の担当は食セミナーでした。
「美味しいポルトガル」と題した、ランチボックス付きで、ポルトガルの食文化についてお話しさせていただきました。
am11:30~とpm1:00~の2回だったのですが、改めてお詫びさせていただきます。
11:30の開始時間に到着という失態を犯しまして・・・特に1回目に参加いただいた方々には、非常にバタバタとした対応になってしまいました。
申し訳ありませんでした。
原因は、毎度毎度、私の時間の読みが甘いこと。
にもかかわらず、楽天的に捉えてしまうこと、サービス精神などでしょうか(汗)。
ギリギリまで仕込みに追われていました。
作ったのがこちら↓
圧巻のランチボックス、30個!!
自分史上初です💦
内容はこちら↓
● Bifana (ビファナ) ポルトガルの国民的豚肉サンドイッチ。
● Pasteis de Bacalhau (パスティス・デ・バカリャウ) みんな大好き、干し鱈(バカリャウ)コロッケ!
● Rissóis (リソォンイッシュ) エビクリームの包み揚げ。
● Bacalhau à Brás (バカリャウ・ア・ブラシュ) ポルトガル人が大好きなバカリャウ(干し鱈)料理の中でも、最も人気のある家庭料理です。
● Frango Assado com Massa de pimentão (フランゴ・アッサード・コン マッサ デ ピメンタォン) ポルトガル風焼き鳥。
● Salada de Cenoura (サラダ・デ・セノゥラ) にんじんのアーモンドサラダ
● Sopa de melão メロンのスープ。
● Vinho de Branco ou Água mineral
白ワインかミネラルウォーター
このイベント、3回目だったのですが、前2回とは形態が大きく変わりました。
全体像が見えづらく、手探りの部分も多かったのですが、当初、食べ物関係の出店者は私だけでした。
お菓子は自分は専門ではないので、別の方を立てることになりましたが、それ以上の情報はなく、自分に置き換えて考えました。
自分がお客さんだったらです。
こういったイベントで食が楽しめないのは、私的にはありえなく、「せっかく来たのに食べるものがない」としたら、がっかり。
担当するランチボックス付きのセミナーは予約制だったので、その20名以外の方は何もない・・・それは気の毒ではないか?というサービス精神で、「販売のみのランチボックス、10個作りましょうか」と申し出ていました。
甘かった〜😭
まず、Bifanaに使うパン。
ポルトガルっぽいパンって、日本ではなかなか見つけられなくて、えーい!と焼くところから😅
これも、私的にはもっとスキルアップしたいのですが、今のところのベストということで。
余ったパンとお肉で翌日作った、ミニビファナ。
何と!干し鱈コロッケは60個も揚げたというのに、写真を忘れてたことに今気づきました😅
めちゃくちゃ焦っていた頃です。
干し鱈の塩抜きシーンのみ↑
Rissóisも同じく、完成品の写真がない!😅
クリームの下ごしらえシーンですが・・・これが美味しいんです。
エビの茹で汁もクリームに加えてね、旨味、たっぷり。
本来は皮も手作りしますが、餃子皮で代用させてもらいました。
Bacalhau à Brás は細切りのポテトフライを使いますが、ポルトガルではこれが市販されています。
これさえあれば、簡単な料理なのですが、日本にはないので・・・細切りポテト作りから。
上の方の写真のように、10個のジャガイモを千切りして、水にさらし、もみ洗いを3回ぐらいしてデンプンを落とします。
水けを取って、揚げるという・・・。
1kg近い干し鱈を塩抜きして裂いて〜、と細かい作業が続きました。
Frango Assado com Massa de pimentão が1番簡単な料理でしたが、味付けに使うパプリカペースト=Massa de pimentãoを手作り。
セミナーでは、このマッサ・デ・ピメンタォンと、Piripiriというフレイバーオイルも試食していただきました。
歓声が上がるほど、喜んでいただきました。
Piripiriも含め、拙著に詳しく載せていますので、ご覧になってみてください↓
Salada de Cenouraも写真がないのですが・・・。
29日の本番に向けて、27日から仕込みを始めましたが、料理はナマモノです。
こんな季節ですし、数も多いので、気を遣いました。
でもやれることは、前日までにどうしても・・・と粘って、睡眠時間は3時間弱。
夜中の1時回ってる段階でにんじんの千切り 10本分をしてるあたりで、「何かおかしいだろ?」と気づき・・・でも引き返せないので、集中してやりきるしかない!!と言い聞かせました。
なんて、話をお菓子を担当された、鈴木あやさんとも当日しました。
「同じですよー!気になって、夜中に焼き直したり・・・」と。
作り手同士は共感できます。
そしてー、作るだけだともう少し単純なのですが、セミナーもしなければなりません。
いつも思うのですが、人前で行う仕事と、人知れずコツコツする仕事、これを同時にって結構難しいんですよ。
自分の場合、人前が得意じゃないってのもありますが。
そして、Sopa de melão メロンのスープ。
夏向きで、大好きなスープですが、30人分は可愛くない〜!笑
昔、どこかの名物で「タライうどん」というのがあったこと、思い出しました。
Vinho de Branco 白ワインは当日も出店されていた、メルカード・ポルトガルさんで購入。
可愛い箱入り。
管理状態が気になっていたら、メルカード・ポルトガルさんの在庫と一緒に冷やしてくれていたという心遣い。
感謝です😍
ちなみに、このワイン、教室では赤も愛飲しています。
自分の出番が終わって、ようやく、会場を見渡すことができました。
お買い物も。
このイベントの発起人、桐山佐知子さんが紹介する、ポルトガルの伝統ジュエリー、フィリグラーナ。
私は、ボーラというこのシリーズが好きで、ボールが2連のゴールドタイプも持っています。
夏向きに、シルバー、しかもボール1個も控えめで可愛らしく、前から狙っていました。
残り1個をゲット💕
木下インターナショナルさんからは、お気に入りのワイナリーSoaleiroさんのALLOを。
モシュカテールは、うっとりするような味わいにラベルも可愛いので、プレゼント用に。
こちらも購入予定だったので、ゲット。
青目海さんの本は独特の世界観が好きで3冊目。
どちらも、気概を持って本作りに取り組んでらっしゃる「書肆侃侃房」出版のもので、社員の方がいらしていたので、お話を伺ってみました。
私も長年の夢、「ポルトガル料理の本」を出したいですから。
「実用書は難しい」と予想通りのお答えもいただき、「超有名な料理家さんとかでないとね〜」などというお言葉も。
「ですよねー」😭
でもでも、諦めないし、ライフワークですから、大急ぎで達成しなくちゃならないことでもありません。
地道にやっていくのみです。
でも、これをご覧になってくださった皆様、本についてのアンケートなどありましたら(ないと思うけど 笑)、「栗山真由美のポルトガル料理の本が欲しい」と推していただけると幸いです。
そんな感じで、会場内を散歩、ポル仲間さん達とおしゃべりなどしてるうちに、津森久美子さんのファドタイムに。
爽やかな歌声に癒されました。
瞬間、リスボンにトリップした気分。
ポルトガル愛好者達の、大人の文化祭、お楽しみいただけたでしょうか?
当日はテンパっていて、お話できなかった方、写真もほとんど撮れていなく、申し訳ありません。
主催者側の想定以上の人にご来場いただけたようで、皆、喜んでいました。
個人的にも、教室の生徒さん中心に、多くの友人知人に来ていただけてうれしかったです。
また、今回から規模が大きくなったこともあり、ボランティアの皆さんにもサポートしていただきました。
とりわけ、私のランチボックスの販売をしてくれたSくんとAちゃん、私のアシスタントNさん、ろくな指示もできなかったのに、察して的確に動いて下さって、ありがとうございました。
おかげさまで、ランチボックスは発売から1時間経たずして完売したそうです。
そして、スタッフの皆様、お疲れ様でした。
規模を大きくしてのトライアル、より多くの人に知って触れていただけて、良かったですよね。
リーダーの桐山さん、大変、お疲れ様でした。
私も参加できて幸せでした。
時間の読み含め、課題はありますが、次への一歩としたいと思います。
最後に、ご来場いただいた皆様、重ね重ねありがとうございました。
こんな感じで、他国と比べると規模は小さいかもしれませんが、愛情いっぱいのポルトガルコミュニティです。
また、東京で、国内で、いえいえポルトガルでも、お目にかかれることを楽しみにしています。
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